日本の鉄道写真館・Gゲージ鉄道模型・風雅松本亭
近畿日本鉄道(近鉄)はJRを除けば、日本最大規模の鉄道会社です。三重交通から引き継いだ762mm軌間の内部線・八王子線の他に、大阪線・名古屋線などの1435mm軌間の路線や、南大阪線・養老線などの1067mm軌間の路線を有します。1社で3種類もの軌間の路線を有するのは、恐らくは近鉄以外では東京都交通局だけだと思われます。この辺りの事情は多くの鉄道会社が合従連衡を繰り返した結果とも言えますが、流石に近鉄と言えども914mmゲージや610mmゲージなんて路線は抱えていないようです。
ク309とモ409|
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特殊狭軌線(762mmゲージの路線)である内部線・八王子線と、近年になって三岐鉄道へ移管した北勢線の車輌に関する記述は、別コンテンツである「北勢線・内部線・八王子線の車輌」に移転しました。
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近畿日本鉄道の車輌
Gゲージ鉄道模型・風雅松本亭(http://g-gauge.world.coocan.jp/)
湘南顔で片開き2扉の中型車、、、と言うと遠州鉄道の30系を思わせますが、元・奈良電鉄の車輌デハボ1301+デハボ1302と名乗るです。1957年(昭和32年)にに遊休化していた電動貨車のデトボ351、デワボ501を改造した車輌です。近鉄合併後はク355・モ455を経てク309+モ409と言う車番になります。1形式2輌しかない筈なのに末尾が9になっているのは、、、私は近鉄門外漢なので判りません。雑形車として全然無関係の車輌と十把一絡げにでもされたのでしょうか?
上の写真がク309、下の写真がモ409ですが、ク309は普通の近鉄らしいシュリーレン台車を履いています。これに対してモ409の方は外側にイコライザの露出した日車風の台車を履いています。M+Mの編成だったものが途中で色々とやりくり算段の結果としてM+Tc化され、その際にク309の台車振り替えられたようです。
この2枚の写真は1985年(昭和60年)4月、近鉄西大寺検車区にて撮影したものです。
上の写真の車輌はモ801他4連、1985年(昭和60年)4月、近鉄西大寺検車区にて撮影。
未だ車輌限界が小さかった時代の奈良線近代化のために導入された系列で、両端がクモハ相当のモ800型、中間にサ700型を連結し、3輌固定編成として使用されていたものです。後にク710型を中間に増結して4連となりますが、この車輌は制御車とは言うものの実際には単なる簡易運転台程度のものを持っているだけでしかなかったようで、実質的にはサ700型の710番台とも言うべき車輌だったようです。長さは一人前に18m級でこんな細身の車体ですから、編成を組むと随分と立派に見えます。巧い意匠を考えたもんです。
上の写真の車輌はモ824、1985年(昭和60年)4月、近鉄西大寺検車区にて撮影。
800系の後継増増車ですが正面非貫通(=湘南顔)では運用上不便であるために正面貫通扉付きとして製造された車輌で、モ820型とク720型で2輌編成を組みます。18m級2扉車の2輌編成ではどう考えてもローカル線用に使いたくなるのは人情?と言うもので、実際に800系よりは都落ちが早かったようです。
上の写真の車輌はモ906、1985年(昭和60年)4月、近鉄西大寺検車区にて撮影。
奈良線の車輌限界拡大後、1961年(昭和36年)と1963年(昭和38年)に初めて新造された大型車です。この系列以降奈良線でも大阪線、名古屋線などと同じ大きさの普通サイズの大型車が使用されるようになります。当初はモ900型2車輌の間にク950を挟む3連を組んでいましたが、後に1963年(昭和38年)の増備の際にはク950のみを製造してモ900+ク950のM+Tcの2連となります。
上の写真の車輌はク971、1985年(昭和60年)4月、近鉄西大寺検車区付近にて撮影。
900系の増備車ですが、1972年(昭和47年)から旧型車の機器類を再利用して京都線用に製造された一種の車体更新車です。モ920+モ920+ク970と言う3連を組みます。
920系を名古屋線用に転用改造した車輌です。1972年(昭和47年)に製造された当時は旧型車の主電動機を再利用して新性能車並の車体を載せたために吊り掛け式でした。1982年(昭和57年)から古いビスタカーの主電動機を分捕って?交換し、制御器は8000系から巻上げ?て、この時にカルダン駆動化・冷房化が行われて現在に至ります。この文章を書いている時点で名古屋線の通勤車としては最古参グループに属しますが、近年になって更新改造も行われているので、未だ暫くは姿を見ることが出来そうです。
編成は大阪方からモ1010+モ1060+ク1110の3連で、パンタグラフを持っているのは中間電動車のモ1060型だけのようです。
上の写真の車輌は近鉄モ1015他3連。2008年(平成20年)11月、近畿日本鉄道名古屋線桑名(くわな)駅にて撮影。
上の写真の車輌は近鉄モ1065。2008年(平成20年)11月、近畿日本鉄道名古屋線桑名(くわな)駅にて撮影。
上の写真の車輌は近鉄ク1115他3連。2008年(平成20年)11月、近畿日本鉄道名古屋線桑名(くわな)駅にて撮影。
少々手ぶれしたような写り方ですが、夕方、少し暗くなってからの撮影で余りシャッター速度を速くすることが出来ず、、、よーするに「被写体ブレ」です。
この辺りから、近鉄の車輌系列は異様に細分化されます。普通だったら番台区分だけで済ませそうな場合でも別系列にされています。そんなことをされようが何をされようが、門外漢には全部同じ車輌にしか見えない(笑)ので、全部一纏めにして記述致します。大体、一纏めにする程度の枚数の写真しか撮影していないものでして、、、。車体自体は900系や920系と同様の意匠の20m級4扉です。
上の写真の車輌はク8579、1985年(昭和60年)4月、近鉄西大寺検車区にて撮影。
狭義の8000系に属するTcです。
上の写真の車輌はモ8616、1985年(昭和60年)4月、近鉄西大寺検車区にて撮影。
狭義の8600系に属するMcです。8600系は当初より冷房が取り付けられています。
上の写真の車輌はモ8666、1985年(昭和60年)4月、近鉄西大寺検車区にて撮影。
狭義の8600系に属するM車です。この車輌も当初より冷房が取り付けられています。やっぱり、2丁パンタは格好がいいですね。
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